大陸の冒険 アダナレロと天空の島

気付いた。こんなことに気付かないなんて、僕はどうにかしてた。
節約は重大だ。無駄にしている事はみんなに迷惑がかかる。嫌いな食べ物は生ゴミになる。そして放置すれば臭(くさ)くなる。だから節約も大事なんだ。
今頃分かるのも仕方がないけど、僕は気を付けようと思ったし好き嫌いも努力して頑張ろうと思った。
「で、この後どうする？」
いつものようにリームさんが言った。
「その前にあいつらの基地を破壊したくないか？」
村長が顔の表情を変えて不気味な声で言った。
「基地？」
「なによそれ？まさか、基地って本拠地！」
リームさんが驚く。
「おい！村長。それって俺たちがその本拠地に向かうって事か？冗談じゃねぇぞ！俺たちは旅で基地を壊すことじゃない。天空の島に行くことじゃないのかよ！」
ビートズさんが必須に言っている姿をみてリームさんの顔が赤くなった。ふと僕はそれを見て
「リームさん、顔真っ赤だよ。風邪(かぜ)でもひいた？」
するとリームさんは慌てて否定し
「いや…別に何でもないの。本当に大丈夫だから。」
「まさかリーム、俺のこと…。」
「まさか、なんであんたなんかと付き合いますか！」
ちょっと起こり出すリームさん。