大陸の冒険 アダナレロと天空の島

怒った…。僕は人に対して怒ったなんて初めてかもしれない。あんまり人に怒るなんて全くしない。だからちょっと不思議な気持になった。
「仲間ならウソはついてはいけません！それが常識です。仲間は大切な、人生で大切な事だから、忘れちゃいけない事だから。」
「そうじゃな！仲間、それは命と同じくらい大切。」
僕は少しでも村長が元気を取り戻せるようにっと思って
「行きましょう、みんながいるところへ。僕が二人に注意をしますから。二人とも年上だけど頑張りますから。」
村長はきっと辛かったんだと心に思った。だってここまで追い詰められていたなんて、みんななかなか気付かないはず。
だから僕は村長を少しでも元気になって心が落ち着ければいいなぁっと思って…。


僕は村長を連れて部屋の前に来た。
中にはいると…
パーン、パーンとクラッカーが鳴り出す。
「村長お誕生日おめでとう！」
お父さんとビートズさんが同時に言った。
リームさんは別部屋から手作りみたいなケーキを持ってきた。
僕は何がなんだか分かんなくなった。今現実に起きていることはなんなのかを？
なぜなら僕は村長がお誕生日だなんて分からない。
知ってるのはリーム