大陸の冒険 アダナレロと天空の島
第6章 雷(いかずち)の島
僕たちは本拠地へと向かっていた。
のはずだったが、
急に村長が不思議なことを言い出した。
「ここは本拠地じゃないのう。」
「え!」
みんなで声を揃えて言った。
「ここは雷(いかずち)の島じゃ。ワシが本拠地っていう場所は『光の塔』じゃ。」
「村長。大丈夫ですよ。わたし本当はこの雷の島に寄りたかったんです。」
とお父さんは嬉しそうに言った。間違えて着いたのに以外と良い方に進んでいるみたいでホッとした村長だった。
と、いうことで、僕たちは必要な物を買うために行くことにした。
聞いた話によれば、ここには大型の店がたくさんあるらしい。それに、なかなか買うことが出来ない札などの武器がいろいろある。
見たことがない物も見れるのかな。

「カーカー。」
カラスが鳴く。


大国軍団がのぞいている。
「あいつら、俺たちの基地に向かおうとしていたらしい。」
「でもさ、あの方向からだと間違いなく基地についていたはずだ。」
「そうだよな。でもなんでだ?」
するとえらそうな人が見に来た。
「た…隊長!」
二人合わせて言う。
「お喋りはそこまでだ。」
「ハッ!」
また二人合わせて言う。
「とうとうここまで来たか。」
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