大陸の冒険 アダナレロと天空の島
たと開き直った。
「ここがナイカタ?でも夜なのにライトアップしてないね。」
僕は言った。
「あら本当。何でかな?」
「街の人に聞いてみたらどうかな?」
お父さんが言った。
そうだ。何か困ったら近くの人とか友達などに聞けばいいのかも。
「もしかして旅の者か?」
後ろからこの街の住民らしき人が話しかけてきた。
「そうですけど、もしかしてライトアップの原因が分かるんですか?」
リームさんが言った。
「確か、電気がなくなってしまうから緊急停止したらしいの。」
「緊急停止?」
僕は言った。
「電気がなくなったからって事は夜は真っ暗?」
だから、この街は明るくない。夜は毎晩ロウソクを使っている。
今もロウソクを手持ちにし持ち歩いている。
街灯も、家の明かりも、看板のライトも何もかもがない状況だった。
「どうやったら復帰するのかな?」
僕は言った。
「確か話によれば雷の灯台にいるビリーが決めた。って情報が流れていたらしいよ。」
「雷の灯台にいるビリー…。」
リームさんが心の中で言った。
「よしっ!」
イスに腰かけていたビートズさんが急に立ち上がり
「雷の灯台へ行こうぜ。」
「言うと思ったわい。でもここでじっとしててもしょうがないから、いいかも。」
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