大陸の冒険　アダナレロと天空の島
ふとリームさんが僕が初めて言った時も、
「イジメをなくすために」
なんて言ってた。
どうすればいいんだろう？イジメか、お父さんか、この世界か。
迷えば迷うほど頭がゴチャゴチャする。どちらを選んだ方がいいのか。

「もうそろそろ時間かな、買い物から戻ろう。」
お父さんはそう言ってみんなの元に行く。
僕はそれを見てはいなかった。だってお父さんが元の世界に戻るには願いのカギで願うしかないなんて、とてもショックだった。
僕はそんな姿をみんなに見せないように、いつもの顔で話す。
「みんな雷の灯台に行く準備出来た？」
リームさんは張り切っている。
「大丈夫だよ。」
僕はいつもの感じで言った。
「ところで雷の灯台って雷(かみなり)が落ちるのか？」
ビートズさんが言った。
村長が答えた。
「いっぱい落ちるそうじゃよ。聞いた話によればな。」
「いっぱい…。」
「念のため避雷針を持ち歩きましょう。」
リームさんが言うとみんなも持ち始めた。
「何で？」
「正俊も持て！」
と、ビートズさん
「何で？避雷針を持つの？」
するとみんなが固まった。僕はヤバイ事を言ったのだろうか。でも失礼な事は言ってない。
でも嫌な予感。
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