大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「だって避雷針って雷をかわしてくれるんでしょ。」
とリームさんが言った。
「だって避雷針の避だからな。」
ビートズさんも言った。
僕はお父さんと
「避雷針って雷を呼ぶんだよ。」
「避雷針はそこに雷を落とすんだ。避雷針に。」
「えーー!」
嫌な予感は的中した。
この世界は避雷針を雷を避ける働きがあると信じていたらしい。
危なく被害が出るところだった。
僕たちはナイカタを後にして、雷の灯台へと向かうことにした。

あんまり遠くなく以外とすぐに見える所だった。
「ここが雷の灯台ね。本当に雷が灯台全体を走ってる。」
リームさんが言った。
雷の灯台は外も電気みたいな雷が走っていて、中は電気が走ってる。当たったら絶対ヤケドや怪我をするに違いないと、慎重に進もうとする。が、ビートズさんは先にしたを検索(けんさく)を始めた。
「ビートズさん!危ないよ。どこから来るのか分からないのに勝手に行くと!」
僕はビートズさんを注意する。するとお父さんが
「駄目(だめ)かも。」
と言うと電気がビートズさんを狙って落ちてくる。
物凄い音と共にビートズさんは丸こげになった。
するとそれに続いて僕らにも落ちてきた。丸こげに。
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