大陸の冒険 アダナレロと天空の島
息を切らした様なしゃべり方で話してきた。
「お前はセイミ!」
村長は驚いた言い方で話した。
「セイミさん?」
「ワシの弟子の一人じゃ。」
「村長は何人くらい弟子がいたんですか?」
僕は聞いた。
「三人。」
ということはリームさん、ビートズさん、そしてセイミさん。ちょうど三人。
失礼だけど村長がすごいことが改めて思った。
「話に戻るけど、伝説のドラゴンってどんなものですか?」
僕は聞いた。
「世界を滅ぼした最強のドラゴンです。人に取り付かれたらおしまいです。」
「もしかして人を住みかとして暴れまくるあのドラゴン?」
「そうです。取り付かれたら取り返しのつかないことになるんです。」
セイミさんが説明してくれた。
この時不安が心に横切ったのは僕だけだろうか。
「その取り返しのつかないことってどんなこと?」
僕が言った。
「それは詳しくは分からないけれど、きっと最悪な事になるんだと思うの。」
セイミさんが言った。
するとリームさんが
「伝説にはもう一つあったよね。確か電竜が襲(おそ)いかかるって話。」
「電竜!?」
僕は驚いた感じに言った。
「昔の人が考えた話ね。ただの噂(うわさ)って思ってたけど。」
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