大陸の冒険 アダナレロと天空の島
いたらどんな世界に変わってしまうのだろうか。
僕はこの後の未来を予想した。
みんなは再び歩き始めた。
するとセイミさんは
「待って正俊くん。」
僕を呼びとめ、
「何?」
「みんなには言えないんだけど。ある秘密の情報を手に入れたの。」
「秘密の情報?」
「実は大国軍団のリーダー、つまり隊長をやっているのが人間、地球からきた人間なの。」
「え!地球からきた人間が隊長を。」
僕は驚いた。
まさか地球からきた人間が、大国軍団の隊長をしているなんて、誰も思い付く事じゃない。
「しかも名前が仁志らしいの。」
「仁志…仁志…。」


――――
「野球も出来ねぇのかよ!」
「ダッセー!」

あははは。
笑いあう小学生。
バケツの水をぶっかける。
ビショ濡れになってしまった正俊。
あははは。
笑いあう小学生。

――――
「おい、仁志。行こうぜ!」
「ああ。チャイムが鳴るからな。」
――――

「仁志…君。」
「どうしたの?知り合い?」
僕は手をギュッと握り、
「知らない!あんな人!」
僕は怒ってみんなの方へ向かった。
「あたし、ひどい事言ったかも。そうよね人間が大国軍団の隊長だなんて、誰も予想がつかない…よね。」
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