大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「あなたに力を貸してほしいのじゃ。」
「何を?」
するとリームさんがビリーに
「あなたの力がないからみんな困っているの。」
「みんな電気、つまり明かりがないから夜、困っているんだ。」
僕も言った。
だってみんなが困っているし、そんな困っているのは放ってはおけない。
だから、僕も言えるところは言いたかったから。
「私はもう、働かない。動きたくないのだ。」
「どうして!ナイカタの住民のみんなが困っているのに見過ごすの?」
「リームさん…。」
すると怒った表情に変わり僕らに、
「人間が悪いんじゃ。何もかも。好き勝手じゃ。」
ビリーが急に怒り出しながら言った。
「ちょっと教えてくれない?あなたが思う人間の事を。」
僕は優しそうな言い方で言った。
「……。人間は領土のために大規模な戦争を繰り広げた。しかし私にはその戦争は人間にとっていいことかもしれないが、そうは思えない。」
「どういうこと?」
リームさんも優しそうな言い方で言った。
そしたらビートズさんも
「もしかして、悪いことをしたのか?」
そう言った。
ビリーは全体を震えながら言ったように見えた。
何かを恐れているように。
「ビリー。どうかしたの?」
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