大陸の冒険 アダナレロと天空の島
人間だって一生懸命なんだよ。温暖化を止めようと頑張っているんだから、きっと…」
「温暖化が止まると思っているのか。」
「え。」
するとリームさんやビートズさんが
「何で?人間だってちゃんと!」
「そうだ!俺たちも協力して…」
「何を言っているんだ!人間は協力だってしていない!」
「何を根拠に…。」
リームさんが言った。
僕は我慢が出来なくて、
「もうやめようよ!ビリーにだって言いたいことがあるんだから!だいたい人の話を最後まで聞かないで反発するなんて非常識だよ。」
「……そうよね。ビリーも言い過ぎだと思ったけど、違ったわ。」
リームさんが言った。
「ごめんな。初対面にちょっとオーバー過ぎたな。」
と、ビートズさんが言った。
「お前はなんで優しいんだ?こんな人間を私は待っていたんだ。」
「え、僕を。」
「どういう意味?」
リームさんが言った。
「実は今までの人間は自由過ぎた。何もかもやっていい、そんな事で問題になった。」
「自由過ぎた。」
「人間にとって地球とは何かな?そこの君。」
「お…俺?」
ビートズさんに指したビリー。
「暮らしていくため?」
自信がなさそうにビートズさんは言った。
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