大陸の冒険　アダナレロと天空の島
「そうだ。地球がなかったらみんなは住んでいない。動物も花も鳥も星空にも出会わない。だから、そんな地球を傷付けていく人間が好きではなかった。」
「そっか。僕たちは普通に、当たり前に過ごしてきたけど、それじゃあ動物達や鳥達の事は考えていないんだ。」
「そうかも。なにげに過ごすのが毎日だったな。」
ビートズさんも
「でも、それを考えている人もいるよ。」
リームさんが言った。
「それは本当なのか？」
「本当。最近温暖化に気を付ける人が増えてきたの。」
「でも、温暖化は止まらない。」
「え？」
僕は言った。
「今すぐ実行しなきゃ止まることはない。」
「そんなに決めつけなくても。」
リームさんが言った。
「どうして焦(あせ)っているの？」
セイミさんがビリーに聞く。
「この世界も終わるから。もう私も必要がなくなるから。」
「どう言うことじゃ！」
村長が言った。
「大国軍団はあの恐ろしい電竜をよみがえらせようとしているんだ。」
「なんだって！」
みんなで声を合わせて言った。
大国軍団は僕達が冒険しているなか、電竜をよみがえる事をして僕達も、そしてこの世界も終わらせようと企(たくら)んでいたのだ。
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