大陸の冒険 アダナレロと天空の島

また人格が変わり
「さてと、始めるか？」


「ここが本拠地の中央だね。」
僕は言った。
「しっ！誰かが来る。」
リームさんが言った。
「あ！」
セイミさんが指をさした所にはたくさんの大国軍団がいた。
「侵入者だ！」
「捕まえろ！」
大人数の大国軍団達が突進してきた。
セイミさんは何かをしようとする。
「ここは私に任せて！」
「こんだけいたら敵(かな)わないだろう。」
「セイミさん。」
僕は心配になった。セイミさん一人だけで大丈夫なのか。
「【バリヤーウーイン】」
巨大なバリヤと風の竜巻が同時に襲(おそ)いかかってくる。
「大丈夫のようじゃな。」
「え？」
「ここはセイミに任せて先を急ごう。」
「でも、」
僕は言った。
「みんなでいるよりは分かれた方がいいこともあるんだ。」
「…うん！そうだね。大切な仲間だから信じないとね。」
「セイミさん。よろしくね。」

―――
こうして、セイミさんに中央の所は任せた。大切な仲間だから信じないと。でも気付いたのかな？僕たちがここ、本拠地に来ていること。
きっと待ち伏せしているのかもしれない。さっきみたいに敵がたくさん押し寄せて来たり。
もしかしたら最終的に…。