大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「でも、どうやって倒すの？情報とか掴んでないでしょ。」
リームさんが言った。
「方法は、あるが可能性は低い。」
村長が言った。
「どんな方法ですか？」
僕は言った。すると村長が少し間を置いて
「自然を増やす。」
「自然を増やす？」
みんなが声をそろえて言った。
「そんなことが出来るんですか？砂漠化も進んでる中で！？」
セイミさんが心配そうに言った。
「魔法じゃ。魔法で自然を増やす。」
「魔法で？そんなことが出来るんですか？」
僕は言った。でも翌々考えてみると、魔法では人の扱い方では正義にもなったり、悪にもなるけれど、それは人それぞれ。
そんなのは、他の人には関係ない、って。
「まずは、ここから近い町の、バーマラを訪れよう。そこの寺院にいるはずじゃ。」
村長が言った。



こうして僕たちは、バーマラを目指すことにした。みるみるうちに木が増えていった。ここはまだ砂漠化はしていないみたいだ。木は枯れそうな雰囲気を出している。そんな気がしたのは僕だけだった。
「ここが、バーマラ？」
僕は言った。
「なんかあそこよりも全然雰囲気が違う。」
セイミさんが言った。