大陸の冒険 アダナレロと天空の島
ドカーン。

図書館中に響いた。山びこのようにエコーがかかった。僕は急いでさっきの音のする方向へと走った。
「これは。」
僕の目の前には巨大な怪物(モンスター)が出現した。更に、その上には大国軍団の人が乗っていたのだ。
「大国軍団が何で!」
僕は言った。
「正俊!」
この声は尊重。
「尊重。」
僕は急いで尊重の元に駆け寄った。
「大国軍団がここをかぎつけて来たんじゃ。」
僕は慌てて、しかもこっそりとポシェットにさっきの黒い本を閉まった。でも大国軍団はこっちには気付いてはいない。すると、
「ガーミナドン。そいつらを食いちぎれ!」
その合図と共に、「ガー」っと吠える。大きさはもう図書館が壊れそうな大きさ。図書館は本が多いから中も広く、天井も奥行きがある。そこにスッポリとはいかないけど。
「これは?」
「正式名所、ダミード・ラノドン。恐竜型魔物(モンスター)じゃ。」
村長が僕の後に続けて言った。
「みんなは気づいているのか?俺たちの目的を。」
急に話を変えてしゃべりはじめた。
「目的?」
リームさんが言った。
「俺たちは、闇の図書館を探しているんだ。」

・・・・・・。
空気がシーンとした空気に変わった。
みんなの目が点になっている感じにポツーンとしている。
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