大陸の冒険　アダナレロと天空の島
「どうしたんだ？」
バンダイは仲間のほうを振り向くと、
「俺、何か間違ったことをいったか？」
「うん。」
僕たちは声をそろえていった。そして、大黒軍団の人たちも合わせて。
「リーダー。ここが闇の図書館です。」
「何〜〜！」
「何だ、結局リーダーは頼りない男ね。」
セイミさんが言った。
「だったら、正俊の優しさのほうがお前の自信より勝っているぜ。」
ビートズさが言った。


「こんな挑発に乗ってはだめですよ！バン…イヤッ、リーダー。」
私が危なく本性を現すところでした。
私は…なのに、こんな惨（みじ）めな格好で。こんなのを家族に見られたら、どうなる事だか。
仕方がなく、私の本性を言いましょう。
−−−
私は、昔、このバンダイ様の義理のお爺様でした。
明るくて元気なバンダイ様の成長を見ていくのが人生で何よりの楽しみでした。
しかし、ある晩。バンダイ様はいつの間にか魔法学校に勝手に入り込んでしまっていたのです。
柱の間から通りぬくことは不可能です。体はきっと突っかかってしまうでしょう。
実は、ある生徒のミスで裏口を完全に閉めるのを忘れていたそうです。
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