大陸の冒険　アダナレロと天空の島
「あ！大黒軍団が探し始めたよ！」
僕は言うが、みんな戦うので精一杯。こうなったら、僕が一番最初に探すしかない。
「みんな！大黒軍団よりも先に探します！」
僕はそう言って本棚のところへ急いだ。
「え？何が？」
みんなは、聞いていなかった。


僕は敵とは別の本棚から探した。一緒に探したら、敵に見つけられる確率は僕と、五分五分。
すると、
「え？槍宮正俊の記録？」
僕の名前が題名になっている本を見付けた。それを静かにポシェットに入れて、探索を続けた。あくまで何も見付からなかったように。


「クソッ！隠しルートの本はどこにある？」
本を片っ端から探っていたバンダイ。

「あれじゃあ見つからないかも。今のうちに探さないと。」
「なんか言ったか！」
僕の声が聞こえたのか、反論してきた。
僕は驚いて、でも、なんでもなかったかのように。
「なんでもない。」
と、言ったら。
「絶対言っただろう！俺は聞こえたぞ！」
頑固だ。バンダイは。これだから人を信じられないのかも。



私たちはモンスターと戦っていた。
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