大陸の冒険 アダナレロと天空の島
大黒軍団と探し合いが始まった。みんなはいつの間にか、敵を倒していた。僕は驚いた。
「もう敵を倒したの?」
僕は言った。
「そうなの。みんなで攻撃を合わせて・・・。」
セイミさんが言うと、ビートズさんが手で押しどかし、
「そうなんだよ。俺のおかげ!」
すると、セイミさんが割り込んで、
「私の必ず当たる魔法を唱えたから・・・。」
「私の意見!!」
リームさん・ビートズさん・セイミさんが作戦のことで言い争った。
「どうでもいいから、まずは隠しルートのことが分かる本を探さないと。」
僕は言った。
「そうね。探しましょう。」
セイミさんが言った。
そのころ、大黒軍団は一生懸命に探しまくっていた。一つ一つの本棚から本を書き落とし、次々と探していく。
どこにあるのか。それとも実際、ここにはないのだろうか。不安が高まっていく中、ある一声が図書館中に響いた。
「あった!!」
「あったぞ!!」
大黒軍団と、リームさんがほぼ同時に言うと、僕たちと大国軍団が側に走り出した。
しかもみんな、リームさんの側には大国軍団が、大国軍団の側には僕たちが行った。
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