大陸の冒険 アダナレロと天空の島
内容は
――――
ある図書館の中で決まった物を動かす。すると、歯車の音と共に『過酷道(かこくロード)』の入り口へと行ける扉が目の前に開くだろう。
――――
と、書かれているだけで、他は何にも書かれてはいなかった。
「なんのことだろう。あるものって?」
僕はお父さんに聞いた。
「多分、図書館に関係しているから、本だろう。」
と、お父さんが答えた。この事を早く教えるべく、みんなに言った。
しかし、大国軍団がいたら意味がなくなる。なぜなら、敵にこのような重大な話を持ちかけても、悪いと思ったからだ。
「ねぇ。さっき向こうの棚で変わった本を見つけたけど。あれかな?」
僕は大国軍団に聞こえる様な声で言った。しかも、反対の方向に指を指して。
「バカ!こんな声で言ったら敵に聞こえるぞ!」
ビートズさんが言った。
みんなも似たような発言をしてくる。
「あっちだ!探せ!」
大国軍団のリーダーバンダイが作戦にのってくれた。糸も簡単に。
「なんで話したんじゃ!敵がいる側で!」
   が言った。
「しー。」
と、小さな声でお父さんが言った。
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