大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「もう。みんなはこの図書館の呪いにかかっていたんじゃ。」
ミスケさんが言った。
「呪いに?」
「ああ。実は行く前にみんなに呪いが発しない用にあるマジナイをしたんじゃが、図書館の本を探す騒で効き目が早まったらしい。」
と、ミスケさんが僕とお父さんに説明してくれた。
「どうしてだろう?何か特別な理由があったのかな?」
僕は言った。
「実は、仁志は天空の島に向かっていたんじゃが、みんなには内緒にしておくように取引したんだ。」
「なんのために?」
僕は言った。
「まずは、敵をしるべからずってね。敵の情報を得に行ったんだ。」
ミスケさんが言った。
「そうなんだ。でも、どうして忘れていたんだろう?」
僕は言った。
「そうだよな。大事な仲間なら約束は忘れないと同じように。」
お父さんが言った。
「もしかしたら、この世界に住み付こうとはしていないだろうね。」
ミスケさんが言った。
「住み付く?僕が?」
僕はミスケさんに言った。すると、ある驚く衝撃の言葉が聞かされた。
「実は博司にも言ってはいないのだが、本当は、」
ミスケさんが急に言うのをやめた。
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