大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「え!!!」
僕はもう‥‥‥同じように言った。
「で、みんなは?」
お父さんが言った。
そう、みんなはいなかった。
図書館からいなくなっていた。見つけた隠しルートの本を見つけたのに、みんなはいなかった。
そう思っていると、本棚がたくさんある向こうの方から騒がしい音が聞こえた。物音がした方へ行くとリームさん達がまた、大国軍団と戦っていた。
また、本の争い。…憎いけどもうやめない?ってな感じで言いたい。
「じゃあこっそり、やろうか。」
ミスケさんが言った。もう放っておくみたい。それとも、大黒軍団に見つからないようにこっそりと行うのか。ミスケさんの考えが分からなくもないが、正直言って分からない。
作戦だったらみんなに話すはず。
「いいんですか?放っておいて。」
お父さんが言った。
「いいんじゃ。気付かないように。」
ミスケさんが言った。
「ミスケさんは分かるんですか?場所が。」
僕は言った。
「大国軍団に見付からなければいい、ということですか?」
お父さんが言った。
「まあな。敵に見付からないで開いた方がいいからな。」
ミスケさんが言った時、あるレバーを3つ下げた。
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