大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「やっぱり、俺の出番だな。」
なぜか声が聞こえた。どこからだろうと辺りを見回す。
「今の誰の声?」
リームさんが言った。
「聞いたことがないけど。もしかして、そら耳?」
セイミさんが言った。
過酷道から歩いてきた一人の青年がやって来た。
耳が縦長。もしかして。僕は見覚えがあった。前に一度あったような。
「あっ。ヒサマさん!」
僕は大声で呼び掛ける。
「おっ!正俊じゃないか。元気だったか。」
「うん。元気だったよ。久し振りだね。こうして会うのも。」
僕とヒサマさんとで話ていた。
「なんだ。ヒサマ。正俊君と知り合いみたいな感じだったの?」
リームさんが言った。
「え?どういうこと?」
僕は言った。
「私達、ヒサマと同級人なの。一緒に修行してたから。」
リームさんが言った。
「そうだったんだ。」
僕は言った。
「でも、どうして正俊君と知り合いに?」
セイミさんが言った。
「バーチャル世界に連れてこられた時に、危ない所を助けてくれたんだ。」
僕はみんなに説明した。
「へ〜!以外とお前に人を助ける優しい気持ちがあったとはな。」
ビートズさんが言った。
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