大陸の冒険 アダナレロと天空の島

「大きな山って？」
「あの島の中心には《バマダイマウンテン》っていう火山が奮発に起こりやすい山なんだ。」
「そこに何かがあるの？」
リームさんが言った。
「竜の卵の形をした金貨。」
「金貨？」
僕はなんだろうと聞き返す。
「卵の形をした物凄く値が張る金貨なんだ。」
「いくら？」
リームさんが知りたそうに言う。
「１００億５０００万リラ。」
「１００億！！！」
村長とリームさんが驚いた。正直、僕にはどのくらいの価値があるのかは分からない。だからお父さんに日本円はいくらになるのか聞いてみることにした。
「日本円はいくらになるの？」
「確か……。あっ！思い出した。１０００億６５００万円。かな！？」
「せ…せん…１０００億！！」
僕も驚いてしまった。大体１０００億なんて普通は手に入らない。だから驚くのは当たり前なのかも…でもそんなお金はめったに使わないから逆にないんじゃないかと思う。
「あの…。」
「どうしたの？正俊君。」
「ま…前。」
「え！？」
ズトーンと残橋に突っ込んだ。みんな船から飛ばされて怪我をしてしまった。
「最悪。ぶつかるなんて。」
「本当。」
「大丈夫か？」
「うん。なんとか…。」
「それにしてもこんな形で上陸するなんて。」