大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「もしかして僕たちは不幸なのかな?」
そう僕が言ったら場の空気が悪くなった。なんかまずい事を言ったみたい。
「気を取り直して、まずはどこから行けばいいの?」
「船に乗りながらじゃ。」
「ちょっと壊れかけた船で?」
さっき乗ってきた船は衝撃のせいで少し破綻(はたん)したらしい。この船は大丈夫なのか、と。
「心配せんでもいい。後で修理すればいいんじゃから。」
「修理?」
「どこで?」
「この先を真っ直ぐ進んだ先にある、道具製作地として有名なナカマリじゃ。」
「じゃあそこに行けばいいのね。」
リームさんが言った。ホットしたのだろうか?みんなの笑顔が戻った。
「それじゃあ行こうか!」
お父さんの合図と共にまずはこのまま真っ直ぐ進んだカタロへ行くことにした。しかし僕たちは何かを忘れている気がした。何かを。でも、みんなも気付いていない。僕も忘れているからあんまり気にしなかったのだ。
「あいつらだ。」
指をさす黒い影の一人。
「あいつらがカギを持っているのか。ヒヒヒ。こりゃあ楽しみがひとつ増えたな。」
「そうだな。」
「イヒヒヒ。」
何やら不気味な声で木の上から見下ろし、けなげなと笑う二人が僕たちを見ている。
そう僕が言ったら場の空気が悪くなった。なんかまずい事を言ったみたい。
「気を取り直して、まずはどこから行けばいいの?」
「船に乗りながらじゃ。」
「ちょっと壊れかけた船で?」
さっき乗ってきた船は衝撃のせいで少し破綻(はたん)したらしい。この船は大丈夫なのか、と。
「心配せんでもいい。後で修理すればいいんじゃから。」
「修理?」
「どこで?」
「この先を真っ直ぐ進んだ先にある、道具製作地として有名なナカマリじゃ。」
「じゃあそこに行けばいいのね。」
リームさんが言った。ホットしたのだろうか?みんなの笑顔が戻った。
「それじゃあ行こうか!」
お父さんの合図と共にまずはこのまま真っ直ぐ進んだカタロへ行くことにした。しかし僕たちは何かを忘れている気がした。何かを。でも、みんなも気付いていない。僕も忘れているからあんまり気にしなかったのだ。
「あいつらだ。」
指をさす黒い影の一人。
「あいつらがカギを持っているのか。ヒヒヒ。こりゃあ楽しみがひとつ増えたな。」
「そうだな。」
「イヒヒヒ。」
何やら不気味な声で木の上から見下ろし、けなげなと笑う二人が僕たちを見ている。