大陸の冒険 アダナレロと天空の島
僕とお父さんが小さい声で喋っている。すると村長がやって来て
「実は、強そうな相手が来ると、強気になるんじゃ。」
「そんなことが。」
僕達が小さな声で話している事も知らないリームさんと大国軍団の数名は、勝手に話を進めていた。
「今度は何が目的?」
「お前達に看板の内容を見せないことだ。」
「ふーん。なかなか読みはいいわね。でも罠を仕掛けられているとも知らないでよくその場に立っていられるわよね。」
「なんだと!」
大国軍団の真下には札がたくさん張られていた。物凄い量の札が敵達の身動きをとれなくしていた。大国軍団は気付くのが少し遅かったためが、札に囲まれていた。
「なんだ?このたくさんの札数は!?」
「それ踏んだら飛ばされるわよ。フダフトービって。」
「その程度か。お前の力は。」
「何が言いたいの?」
僕はリームさんの真下を見てみた。すると辺り一面に落書きみたいなマークが広がっていた。
「リームさん!真下!そのまま動かない方が!」
僕が注意したり、避けんでも反応がない。それどころか、もう少しで発動しそうだった事も忘れていた。と言うよりも、我を忘れているみたいだった。
「どうしよう。」
僕は困っていた。
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