大陸の冒険 アダナレロと天空の島
僕達はまず情報を集めることにした。この世界の事もまだ知らない。だからこの世界にこれたことが何かの奇跡なのだろうか?もしかしたら何か特別な訳があるのか。それはきっと冒険をして行きながら、探してみようと思う。お父さんがこの世界に来た理由も合わせて。
「村長。カタロはもうすぐですか?」
「そうじゃな。」
村長はラクダに乗っていた。
「村長。疲れたからって、人のラクダに乗るのはちょっとどうかと思いますよ。」
リームさんが言う。
「いいじゃないか。わしは年寄りじゃから。」
別に年寄りで限定してるつもりはなかったのに、勘違いをさせていたみたいで村長には悪いことをさせたみたい。僕は反省していた。
「で、カタロで休まない?日も大分落ちてきたから。」
リームさんはカタロで一泊しようと提案してきた。
「そうだね。だんだん暗くなっていたよ。」
僕は相変わらず賛成する。
「そうじゃな。それじゃあラクダを貸してくれてありがとう。」
「いえいえとんでもない。」
ラクダを貸してくれた人はお礼を言い返し、目的地ヘと向かっていく。
「じゃあ、行きましょうか。」
お父さんが式をとる。
「わしの役目じゃ!」
村長が慌てて止める。
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