大陸の冒険 アダナレロと天空の島
僕らが渡った瞬間に落ちそうな古い橋だ。
「本当にこれを渡る気?」僕はだんだん怖くなってきた。したは谷底みたいだけど、深そうな川が流れているかすかな音が聞こえる。なぜなら下が見えないように高いからだ。足が震えてしまうのは当然かもしれないけど、当然なのだ。
「別な道はないの?」
リームさんが言う。
「ない。」
村長はあっさりと素直に答えた。仕方がなく一人ずつ渡ることにしたのだ。最初はリームさん。ゆっくり渡っていく。
「以外と渡れるかも。」
リームさんは自信をもって言う。しかし村長は
「ゆっくり渡るのじゃ。そうじゃないと橋が崩れるぞ!」
そう村長が言った途端に橋がミシミシと音を立てて木が少しずつ崩れている。
「あっ!橋が崩れていく。」
「なんじゃと!」
村長も橋を確認する。お父さんも確認し、リームさんを引き返そうとする。
「リーム!橋が崩れてくるから今すぐ戻るんだ!」
と大声で叫ぶお父さん。しかしリームさんは半分以上渡っていた。
「何!?戻れはいいの?」
僕は今戻っても危険なのは変わらないと考えて、そのまま渡らせるようにと考えた。
「このままリームさんを渡らせていた方がいいんじゃないかな?」
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