大陸の冒険　アダナレロと天空の島
「そうだな。戻るよりは渡らせた方がいいな。」
お父さんも賛成して、そのまま渡りきるように指示した。
「リーム！そのまま渡りきれ！」
そう言うと返事が山びこのように帰ってきた。
「分かった。」
そうリームさんは橋を慎重に渡り切った。でも橋はもう崩れても良さそうにミシミシと音がすごく大きくなっている。
「見て！」
僕は大声で叫んだ。
なんと橋が崩れてくるのです。一枚ごとにバラバラと音を立て、さらには縄も切れてしまったのです。そして次々に橋が谷底に落ちていったのです。
「橋が崩れた。」
僕は呆然とした言い方で言った。
「あれを見ろ！」
お父さんが指をさした場所を見たら、巨大船がリームさんの下に不時着しようとした。そしたらロープを垂ら下げ大国軍団のシタッパがリームさんを浚(さら)ったのです。リームさんを縛り上げ、巨大船の中に入れようとしているのです。
「何を言っているのか分からない。」
大国軍団は何かを言っているみたいだったけど、口が動いているしか分からなかったのです。
「もしかしたら、リームを人質にしようと企んでいるのではないのか！？」
村長は言った。僕もそんな気はしたのだが、何と取引なのか分からない。
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