大陸の冒険 アダナレロと天空の島
手をタオルで拭き、走り出す正俊。
「お母さん!」
台所にはいない。
「お母さん!?」
洗面所にもいない。
「お母さん!!」
部屋にもいなかった。すると泣いている声が聞こえた。
「お母さん?」
正俊はお母さんの側に行って見る。


「正俊君?」
「はっ!」
僕は気付いたら寝ていた。心の中でのあの夢は確か…。
「あれが水の島じゃ。」
村長が指をさす方向には小さな島が目の前にあった。「あれが水の島?」
「まずはバレーマンって言う港に行こう。」

船はバレーマンの残橋に着いた。
「船は?」
「今度の船は持ち運べるんじゃ。」
「持ち運び?」
村長はポシェットから小さなバックを取り出した。それを船の前に向け、煙と同時に船が小さくなってバックの中に入っていく。
「それすごいね。あんな巨大な船が小さいポシェットに収まるんだもの。」
僕は関心していた。この世界にも未来みたいな道具が存在しているから。
「さてと、まずはこの町から必要な物を準備しなければいけないな。」
と、お父さん。
「自由行動にする?」
と、リームさん。
みんな意見を出し合い結局自由行動にし、宿屋に集合となった。僕は店で札やいろんな物を買い込んだ。
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