大陸の冒険　アダナレロと天空の島
「そこは長いの？はるかに？」
「ああ、遥かに長いのじゃ。」
僕は聞けそうな事を質問してみた。
「敵も強い？」
僕はちょっと小さな声でお婆ちゃんに言った。
「弱いと直ぐに殺られるな。」
「どうすればいいの？」
僕は聞いた
「まずはこの先の山を越えるのじゃ。越えれば次の島にも行ける港がある。そして火の島の山も行くのじゃ。そして修行するのじゃ。」
僕は立ち上がり
「ありがとう！」
と言って外へ出ようとする。するとお婆ちゃんは
「待て！」
と、僕を呼び止める。するとお婆ちゃんは後ろの棚の引き出しから数枚の紙を僕に渡した。
「これはお前さんが辛くなった時に誓いなさい。助けてと。」
「でもこれはお婆ちゃんが大切に保管していた札。」
「いいんじゃ。お前さんなら上手く使いこなせるじゃろう。そして助けることが出来るはずじゃ。」
僕はありがとう。と、言ってもらった札を大切にポシェットの中に入れ、集合場所の宿屋に向かった。これはお婆ちゃんがくれた希望みたいなもの。無駄遣いは控えようと考えた。

そして約束の時間。みんな揃(そろ)い宿屋に泊まった。
―──夜。
みんなと次の目的地について話し合うことにした。
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