大陸の冒険 アダナレロと天空の島
出来たのだ。
「抜けたね。コバーレ。」僕は言った。
「以外と小さい山って言ってたのに全然普通の森ね。」
とリームさん。
「本当の森はドキンの森だよ。これよりもすごく敵だって襲ってくるかもしれないよ。」
僕は知ってるような言い方でリームさんに言った。
「ドキンの森には危険な仕掛けも昔のままじゃから。」
と村長は言った。今度は普通に歩いてた。
「昔のまま?」
僕は村長に言った。
「昔はこの森はトラップの森とも呼ばれていたんじゃ。」
「トラップの森…。」
「じゃが、みんなそこの森に行くのを怖がったんじゃ。」
「どうして?」
「死んだんじゃ。あのトラップに巻き込まれてな。相当恐怖の仕掛けだったんじゃ。」
村長が歩きながら説明をし終えたとき、物静かに異変を気付き、振り向く
「どうしたんじゃ?」
僕とリームさんとお父さんは震えて体を寄せあっていた。
「ねえ、もうやめにしない。」
リームさんが震えて言った。
「そうだね。この先で死にたくないし。」
と僕が言った。
「私も同感だ。これより先に行った者はいないからな。」
とお父さんも言った。
「ここまで来たんじゃから!後戻りは出来ないぞ。」
村長は強気で僕らを説得した。
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