青春中!

「さ、さぁ………な?」



な?とこっちに助けを求めるようにあたしに話を振った。




「こらそこ、さっきからうるさいわよ。テストも近いんだからちゃんとやりなさい。」




少し老けた女の先生がそう言った。





……また怒られた。
てか、テストいつ。





まったくテストのことなど考えてなかった睦。いつかも分からない。




『ねぇ江藤君、テストっていつ?』



「来週の火曜日から4日間だよ。何?忘れてた感じ?」



江藤君は小声でそう言いニヤリと笑った。



『忘れてたってか…まったく考えてなかったわwありがと』




ぷっと笑い手を少し上げると前を向いた。



黒島は先生に注意されて以来机に寝っ伏していた。





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