電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

「なんだ。せっかくいい機会だったのに。」
智美ちゃんが残念そうに言った。
「でも“未来のため”って事でなんで謎なのか分かったね。」
私は言った。
「どういうこと？」
智美ちゃんが言葉を返してきた。
「だってこの電界にはきっと危ない何かがあるんだよ。それを子供たちに知られたら、興奮したり好奇心でますます危険に合ってしまうから、わざと黙っていたんだよ。」
私は言った。
「そうかも知れないけど言わないとなおさら危険に合ってしまうよ。どっちにしろ危険なのは変わらないのよ。」
智美ちゃんが言った。
そうかな？なんて思った私はそのまま途中にある公園で休むことにした。
すると、公園には自動販売機が設置してあった。
「なんで？」
私は驚いた。
「どうしたの？」
智美ちゃんは平気で自動販売機からコーラを買った。それを普通にあけて普通に飲み始めた。私はオドオドしながら智美ちゃんに、