電界妖怪 〜ﾏｶﾌｼｷﾞ〜 ①

「あぁ、始まった。」
宏泰が言った。
「おい！忠、宏泰、武志。」
健輔が言った。
「なんだ？」
「誰か来ないか見張っててくれ！」
「は！？」
３人が声を揃えて驚いた。多分、自信ありげに言っていたのに意外と不安そうだった事が不安だったのだろう。３人はあきれた顔で空き地の入り口付近で見張ることにした忠、宏泰、武志。
「準備はいいか？」
「ああ。」
健輔と健太がポシェットからカードを取りだし、妖怪のコントロールする、ウォッチにスライドインする。すると、妖怪が実際の姿よりも大きくなっていく。




美希と智美が帰っている途中、電話がかかる。
〔美希の電話都合で明日届くみたいじゃ。〕
「あっ、そうなんだ。」
〔それとじゃ、わしの調べによると、お前さんの近くの空き地でバストゴートしておる人がいるみたいじゃ。〕
「なんですって！……もしかしたら‥‥。」