電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
「なんか名物劇場みたい…。」
私は必死に止めても無視をされるだけで、聞く耳も立たない。その時だった。
「君も来てもらうよ。」
市役所の係員が私と智美ちゃんが話していた人にも声をかけた。そこにいた男子全員市役所の係員につれていかれたのだった。



「これで良かったのかな?」
私は言った。
「いいのよ。これでスッキリした。」
智美ちゃんが言った。
私は歩いている足をピタッと止まった。
「?…どうしたの美希?」
「なんか、智美ちゃんって私が想像してたのと違う。」
「?」
「智美ちゃんって何でも言いたい放題なんだもの。時に男子達をイジメてキモチイ見たいに…。本当は友達なんかいなかったんじゃないの!?だって誰だって嫌だよ!!そんなイジメる友達なんか!」
私は心の奥に置いてあった言いたかった言葉を言ってしまった。言いたくなかったのに‥‥‥。
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