電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
「案外美希ってズバリと言うタイプ?」
智美ちゃんが言った。
「‥あっ。それは…。」
私はふと自分が言ってしまった事に気付いた。
「実はさ、私も気付いてた。こんな私でも友達がいたことに。」
智美ちゃんが言った。
「智美ちゃん…。」
私が言った。
「美希が初めて。」
「え?」
「そんなにズバリ言ってくれたのは。」
「どういう事?」
「それは、今は言いたくないけどいずれ話すよ。……ごめんね美希。」
「あっ!ううん私の方もごめんね。」
「「フフフ…アハハハハ……。」」
2人で笑った。よく考えてみれば今まで笑ったことがなかった。私は少しドキドキしたし、スッキリもした。



「イマシタ。」
「どこだ?」
「カノジョガペットニシテイマス。」
「今はまずいな。もう少し様子を見ることにしよう。」
「リョウカイシマシタ。」
ウインドウが閉じて辺りが真っ暗になる。
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