黙示録
怨恨
「ご報告します。」
「………。そうか。」
「やはり早急に手を打つべきでは?」
「………。できる事ならば彼ら自身の手で償ってほしい。」
「しかし…もはや手遅れでは?」
「………。」
「もう迷っている場合じゃないのでは?一刻も早い措置を。」
「………。私が間違っていたのか。彼らを誕生させたがために我が子達を失ってしまった。」
「今ならまだ間に合います。早急に手を。」
「私にはまだ力が戻っていない。お前に頼みたい事がある。」
「なんなりと…。」
できるならば…こうなってほしくはなかった
だが…しかたがない
これ以上の罪を重ねさせないためにも…
今、人間達に裁きを下そう
「黙示録」に従って…。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop