夜の世界
おいしいなんて思ったこともない。


少しのみ安くするために他の味を加えて飲む。


気分が良かったので彼にはビールを。


「絵里!店どこでもいい?なんかいきたいとこある?」


『ううん!いいよどこでも!』


ドキドキした。


彼と店ではないほかの場所で過ごすことができるなんて。


場所なんてどこだって良い。


彼を独り占めできる時間がほしかった。
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