駆け抜けた少女【完】




――――ガシッ!


「よお―…、ちぃっとばかし、その話詳しく聞かせてくんねぇか?」

「はっ、原田組長っ!?」



原田は門番二人の背後から気配もなく近づくと、大きな腕を広げ二人の肩を抱いた。


突然現れた組長に驚く門番二人は、ニヤリと笑ったままの原田に若干恐怖を覚えたとか――





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