魔法使いのメルヘン
2章 母親
今日は久々の休日にメルヘンは寝ています。
「すー、ぴーぞなーー」
そこに現れたのは、やはりあいつだった。
「はい、ちょんまげ、オキーテ、カルメン、オキーテ、タンメン。」
と陽気な声で歌いながら、メルヘンの上でジャンプしていた。
「うごぉ、そな!!」
メルヘンは慌てて起きた。
「な、何事ぞな!!!」
メルヘンはあたりを見回すと、あいつがいた。
「・・・・・・・おいぞな」
「・・・・・・・・」
あいつは知らんふりをしていた。
「・・・・おい、おいぞな」
メルヘンはあいつの頬をつねった。
「いて、いててて、痛いよタンメン」
「メルヘンぞな」
「分かったよ、カルメン、チャチャチャ」
「・・・・・・・ぞな」
メルヘンはあいつの頬をさらにつねった。
「ぎぶ、ぎぶ、まじ、痛い。僕は君の守護神のくりくりざえもんだよ」
さらにメルヘンはつねった。限界まで」
「ちぎれ、ちぎれちゃうよ。ごめんなさい」
メルヘンはつねるのをやめた。
「ばーか、引っかかったな。このドジっ子が、倍にしてかえ、いいいいてぃ」
メルヘンはあざやかにつねった。
「ごめんなさい、もう二度とさからいませんから離してください。これ以上つねられるとむけっちゃう、くりだけにむけちゃう、くりだけにむけちゃう」
メルヘンはうざかったので離した。
「で、何の用ぞな」
メルヘンは聞いた。
すると守護神は手を指しのばした。
「なんぞなか」
「わかるだろ、お礼だよ、お礼、ほら、あれ前助けただろ。例のレシピ」
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop