運命
『彼氏さん、家で待ってるんでしょ?早く帰ってあげな』


『でも久しぶりに逢えたのに‥』


『いつでも逢えるよ。愛はワンダーウーマンなんでしょ?(笑)』


『うん。また連絡する』


『私も。‥またね』


『うん、また』


こうして私たちは喫茶店で別れた。



『あっ、聡に連絡しないと』

聡との約束を思い出し慌ててメールを送った。
「今から帰るね。15分くらいで家に着くと思うよ!!夕飯なんだろう?楽しみ。」


メールを送信したことを確認して、歩き始めた。




15分後‥


『ただいま~』

無事に家に着いた。
すると聡が玄関まで出て来てくれた。


『おかえり。お腹すいた!早く食べよう。』


『うん!!』

私は、手を洗って部屋着に着替えてから台所に来て席に着いた。



『では‥』


『『いただきます』』

いつも2人の声が重なる。


今日の夕飯は、聡特性のオムライスだ。もちろんケチャップはハートの形をしている。


『どう?美味しい?』

聡は心配そうな顔で私を見てくる。


私は聡に微笑んでから

『凄く美味しいよ』

そう言って、パクパク口に入れた。


『よかった。』

聡もオムライスを食べ始めた。
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