運命
『今日、俺遅番だから帰り遅くなると思う。』


『分かった。夕飯作って待ってるね』


『あっ、でもお腹すいてたら先に食べてていいから』


『はいはい。』


『返事は1回!!』


『はい。じゃあ聡、行ってくるね』


『いってらっしゃい』

外から部屋を見ると、聡がベランダで手を振っていた。
笑いながら私も手を振り返した。



『今日の夕飯は何にしようかな?』

まだ、今日が始まったばかりなのに頭の中は、夕飯のことでいっぱいだった。

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