運命
『ねぇ~聡。空、青くて‥綺麗だね』


『そうだな』


『来年も‥一緒にボードやろうね』

私は目を瞑って想像していた。
隣にいる聡と手を繋いだまま。




ぐぅ~‥

お腹の音が鳴った。


『お腹‥空いちゃった(笑)』


『空いちゃったって。』


ぐぅ~‥

今度は聡のお腹が鳴った。


『俺も空いたみたい(笑)』


『そろそろホテル戻ろっか?』


『そうだな』

手を繋いだまま私たちはホテルに向かった。



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