運命
『そんなことっすか??』

高橋さんは呆れていた。


『職場の現状は、利用者が多くて大変だって事ですね。今日だって遅れた理由は、おばあちゃんの相手してたからなんですけど、こんな意味ない会議だったら、そのまま話してればよかったです。お孫さんの話を楽しそうにしてたのに、途中で切り上げたんすよ!!
悩み事は、こんな意味ない会議に参加しなきゃいけないことですかね』


ズバッと言いたい事を言って席に座った。




相変わらずだな。



『ゴホン。
梅沢さん、今彼の言ったことをすべて書いてくださいね!!』


『はっ、はい。』

慌てて書き始めた。




『では、次に‥女性からの意見を聞きましょうか。えっと‥梅沢さんどうお考えですか??』


えっ‥

書記をやれとか、意見を言えとか‥かなり強引な人だな。。。




しばらく考えてから私なりの意見をまとめて発表した。
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