運命
次の日の朝、食卓に行くと机の上には私の分の朝食しか置かれていなかった。


『お父さんは?』


『もう出かけたわよ。今日からしばらく朝早いみたい』


『ふ~ん。』

私は、いろいろ考えながら朝食を食べていると


『本当に愛は食べるの遅いんだから‥仕事に遅れるわよ。』

お母さんの声で我に返り、時計を見ると


『ヤバイ!!遅刻しちゃう。』

私は慌てて家を飛び出した。すると


『気をつけて運転するのよ』

お母さんが外まで出て来てくれた。私は車のクラクションを一回鳴らしてから出発した。
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