妖魔03(R)〜星霜〜
「そういや、今日の夜の話」
推測は推測でしかない。
それよりもやるべき事を思い出した。
「今日はないよ」
「は?」
「お兄さん、木登りから帰ってこなかったからねえ、時間もかかると思って私が言っておいたんさ」
「手間かけたな」
「いいんさ。お兄さんは頑張ってるから、一日ぐらい休んでも誰も文句は言いやしないよ」
「これって、休んでるって言えるのか?」
「誰かさんは若いし、加減を知らないからねえ」
「必死みたいな言い方で嫌だな」
「はは、必死が悪いわけじゃないさ。お兄さんは私の事を考えてくれてた」
カメリアは身を寄せきたので、細い肩を抱いた。
「お兄さん、これは必然だったのかねえ?」
「解らない」
「そうかい」
「お互いが納得して関係を持ったわけだし、流れもあるしな」
「じゃあ、流れでいくと、お兄さんは村を出て行ってしまうんだね」
「ああ」
「行っちゃうんさね」
「悪い」
「いいんさ、元々、お兄さんは村に留まる事はなかったかもしれないしねえ」
俺達は日常に戻る。
変わりのない日常を過ごしていくんだろう。
以前のように敵がいるわけでもなく、離れ離れになる事も必須だ。
「朝までは傍にいよう」
「じゃあ、もう一回戦やるとしようかねえ」
「はは、明日の仕事、出来るかな」
「大丈夫大丈夫、若いんだから頑張らないと」
カメリアに口付けすると、もう一度、気合を入れて夜を過ごした。
推測は推測でしかない。
それよりもやるべき事を思い出した。
「今日はないよ」
「は?」
「お兄さん、木登りから帰ってこなかったからねえ、時間もかかると思って私が言っておいたんさ」
「手間かけたな」
「いいんさ。お兄さんは頑張ってるから、一日ぐらい休んでも誰も文句は言いやしないよ」
「これって、休んでるって言えるのか?」
「誰かさんは若いし、加減を知らないからねえ」
「必死みたいな言い方で嫌だな」
「はは、必死が悪いわけじゃないさ。お兄さんは私の事を考えてくれてた」
カメリアは身を寄せきたので、細い肩を抱いた。
「お兄さん、これは必然だったのかねえ?」
「解らない」
「そうかい」
「お互いが納得して関係を持ったわけだし、流れもあるしな」
「じゃあ、流れでいくと、お兄さんは村を出て行ってしまうんだね」
「ああ」
「行っちゃうんさね」
「悪い」
「いいんさ、元々、お兄さんは村に留まる事はなかったかもしれないしねえ」
俺達は日常に戻る。
変わりのない日常を過ごしていくんだろう。
以前のように敵がいるわけでもなく、離れ離れになる事も必須だ。
「朝までは傍にいよう」
「じゃあ、もう一回戦やるとしようかねえ」
「はは、明日の仕事、出来るかな」
「大丈夫大丈夫、若いんだから頑張らないと」
カメリアに口付けすると、もう一度、気合を入れて夜を過ごした。