妖魔03(R)〜星霜〜
兵士は来ない。
村の調査に兵士をつぎ込んでおり、裏口は手薄になっているようだ。
セキュリティーシステムもティアの麻痺能力によって、作動しない。
今がチャンス。
しかし、動けない。
チェリーも魔力を失っているせいで、疲労を負った顔をしている。
「はあ、はあ」
焦って無理に動く事は危険か。
しかし、いつ調査が終わるのかはわからない。
つぎ込んでいるのなら、調査は早く終わってしまうだろう。
「くそ」
調子を見れば、一日は必要か。
「チェリー、ティア、辛くないか?」
「少し、しんどいけど、大丈夫」
「ブヒ」
しかし、少しだけ息が上がっているようだ。
チェリーは子供なのに、無理をさせすぎていると思う。
自分の能力の不便さに腹が立つ。
しかし、なければ何も出来ないのだ。
「ティア、俺を引っ張れるか?」
「ブヒ」
奥に行く事は危険で、留まる事も危険だ。
だから、どこかに隠れて、回復を待つしかない。
「見えにくい場所まで頼む」
村の調査に兵士をつぎ込んでおり、裏口は手薄になっているようだ。
セキュリティーシステムもティアの麻痺能力によって、作動しない。
今がチャンス。
しかし、動けない。
チェリーも魔力を失っているせいで、疲労を負った顔をしている。
「はあ、はあ」
焦って無理に動く事は危険か。
しかし、いつ調査が終わるのかはわからない。
つぎ込んでいるのなら、調査は早く終わってしまうだろう。
「くそ」
調子を見れば、一日は必要か。
「チェリー、ティア、辛くないか?」
「少し、しんどいけど、大丈夫」
「ブヒ」
しかし、少しだけ息が上がっているようだ。
チェリーは子供なのに、無理をさせすぎていると思う。
自分の能力の不便さに腹が立つ。
しかし、なければ何も出来ないのだ。
「ティア、俺を引っ張れるか?」
「ブヒ」
奥に行く事は危険で、留まる事も危険だ。
だから、どこかに隠れて、回復を待つしかない。
「見えにくい場所まで頼む」