妖魔03(R)〜星霜〜
「私と母さんは、あなたを生かす事を選んでしまったでしょう」
「俺を、生かすだって?」
俺は生きている?
「あのコアには、その力があるでしょう」
親父から貰ったコア。
確か、美咲が言うには古代コアだったか。
親父が郁乃母さんから引き継いだコア。
それのせいで、郁乃母さんは死んでしまったといってもいい。
「じゃあ、俺は」
「生きてるでしょう」
「そうか」
感情がよく解らない。
美咲は死んだままで、俺だけが蘇るというのか?
「でも」
郁乃母さんは口ごもる。
「何か、あるのか?」
「それは、起きてから知っても遅くはないでしょう」
「そうか」
それにしても、郁乃母さんの手は温かい。
深層世界の中にも温かさがあるというのは不思議だ。
「ありがとう。俺、郁乃母さんの事が大好きだ」
「私も、丞の事は好きでしょう」
でも、次にいつ会えるかは解らない。
「俺を、生かすだって?」
俺は生きている?
「あのコアには、その力があるでしょう」
親父から貰ったコア。
確か、美咲が言うには古代コアだったか。
親父が郁乃母さんから引き継いだコア。
それのせいで、郁乃母さんは死んでしまったといってもいい。
「じゃあ、俺は」
「生きてるでしょう」
「そうか」
感情がよく解らない。
美咲は死んだままで、俺だけが蘇るというのか?
「でも」
郁乃母さんは口ごもる。
「何か、あるのか?」
「それは、起きてから知っても遅くはないでしょう」
「そうか」
それにしても、郁乃母さんの手は温かい。
深層世界の中にも温かさがあるというのは不思議だ。
「ありがとう。俺、郁乃母さんの事が大好きだ」
「私も、丞の事は好きでしょう」
でも、次にいつ会えるかは解らない。