妖魔03(R)〜星霜〜
「泣いてたかもしんねえな」
龍姫もいたが、記憶のある者の中で最初に思い浮かんだのはお吟さんだった。
「くくく、今晩は寝かせないぞ☆」
今日で、精根尽き果てるかもしれない。
「そういや、まだ答え聞いてなかった」
狐だったお吟さんはこちらを見ているだけで、何もいえなかった状態だった。
「長くなるかもしれないけど、俺と一緒に旅に出て欲しい。頼む」
俺はお吟さんに頭を下げる。
「んー、どんな果実になるのか楽しみアルなあ」
涎を垂らしながらも、俺を見定めている。
考えている事はすぐにでも解ってしまう。
「良いアル。外の世界の男にも興味があるアル」
誰か特定の相手だけというのはないのがお吟さんだ。
「それでも良い」
お吟さんに基礎の基礎を学びたい。
強くなれるのなら、何でもする。
俺達は公園の中へと戻ってくる。
「吟、ずるいのじゃ!ワラワも丞ちゃんにくっつくのじゃ!」
もう片方の腕に、龍姫がくっついた。
「お、おいおい」
俺が女性にくっつかれる要素があるのか解らない。
「とりあえず、喉が渇いてるんだろ。ホラ」
コンビニの袋からコーラを取り出し、龍姫に渡した。
「丞ちゃん、そなたはワラワの事をよく解ってるのう」
ペットボトルに頬ずりした後にコーラを飲み始める。
龍姫もいたが、記憶のある者の中で最初に思い浮かんだのはお吟さんだった。
「くくく、今晩は寝かせないぞ☆」
今日で、精根尽き果てるかもしれない。
「そういや、まだ答え聞いてなかった」
狐だったお吟さんはこちらを見ているだけで、何もいえなかった状態だった。
「長くなるかもしれないけど、俺と一緒に旅に出て欲しい。頼む」
俺はお吟さんに頭を下げる。
「んー、どんな果実になるのか楽しみアルなあ」
涎を垂らしながらも、俺を見定めている。
考えている事はすぐにでも解ってしまう。
「良いアル。外の世界の男にも興味があるアル」
誰か特定の相手だけというのはないのがお吟さんだ。
「それでも良い」
お吟さんに基礎の基礎を学びたい。
強くなれるのなら、何でもする。
俺達は公園の中へと戻ってくる。
「吟、ずるいのじゃ!ワラワも丞ちゃんにくっつくのじゃ!」
もう片方の腕に、龍姫がくっついた。
「お、おいおい」
俺が女性にくっつかれる要素があるのか解らない。
「とりあえず、喉が渇いてるんだろ。ホラ」
コンビニの袋からコーラを取り出し、龍姫に渡した。
「丞ちゃん、そなたはワラワの事をよく解ってるのう」
ペットボトルに頬ずりした後にコーラを飲み始める。