妖魔03(R)〜星霜〜
「龍姫、ありがとう」
俺は通帳を受け取ると、龍姫が何とも言い難い雰囲気を出し始めた。
「それでじゃ、最後にワラワと熱い接吻を」
赤くなりながらも口を向けたところで、接吻はお吟さんが奪っていった。
「むー!」
結局、望み叶わずというところか。
お吟さんの龍姫に対しての情熱は燃え盛る太陽よりも熱いらしい。
「はあ、はあ、吟よ。そなたの気持ちは痛い程に伝わった。じゃが、今回は抑えておれ」
「何を言ってるアル。アチシとお前の中に抑えるという言葉はないアルよ」
「うわあん、丞ちゃあん、吟がいじめてくるのじゃあ」
吟が龍姫にいちゃといて、龍姫が泣くという物がパターン化してきているような気がしている。
そして、ドサクサに紛れて、俺の唇にキスをする龍姫。
前世といえばいいのか、その時にはありえないと思っていた出来事だ。
俺は、女なら誰でもいいのか?
一途な俺は何処にいったのか。
今は気にしても仕方がない。
「うう、やはり丞ちゃんと離別するのは寂しいのじゃあ」
俺の腕に猫のように顔を擦り付けて来る。
「龍姫様、彼は強くなろうとしているのです。我が侭を言ってはなりません」
「じゃが、じゃがじゃなあ、日本でも強くなれるのじゃぞ?」
「すまない、俺は世界を旅したい。そして、そこで強くなりたいんだ」
規格外の妖魔を相手にする事になるかもしれない。
だから、規格外である世界で、強くならなければならない。
俺は通帳を受け取ると、龍姫が何とも言い難い雰囲気を出し始めた。
「それでじゃ、最後にワラワと熱い接吻を」
赤くなりながらも口を向けたところで、接吻はお吟さんが奪っていった。
「むー!」
結局、望み叶わずというところか。
お吟さんの龍姫に対しての情熱は燃え盛る太陽よりも熱いらしい。
「はあ、はあ、吟よ。そなたの気持ちは痛い程に伝わった。じゃが、今回は抑えておれ」
「何を言ってるアル。アチシとお前の中に抑えるという言葉はないアルよ」
「うわあん、丞ちゃあん、吟がいじめてくるのじゃあ」
吟が龍姫にいちゃといて、龍姫が泣くという物がパターン化してきているような気がしている。
そして、ドサクサに紛れて、俺の唇にキスをする龍姫。
前世といえばいいのか、その時にはありえないと思っていた出来事だ。
俺は、女なら誰でもいいのか?
一途な俺は何処にいったのか。
今は気にしても仕方がない。
「うう、やはり丞ちゃんと離別するのは寂しいのじゃあ」
俺の腕に猫のように顔を擦り付けて来る。
「龍姫様、彼は強くなろうとしているのです。我が侭を言ってはなりません」
「じゃが、じゃがじゃなあ、日本でも強くなれるのじゃぞ?」
「すまない、俺は世界を旅したい。そして、そこで強くなりたいんだ」
規格外の妖魔を相手にする事になるかもしれない。
だから、規格外である世界で、強くならなければならない。