忘れたい…… 忘れられない……


案の定、待ち合わせの時間を過ぎてしまった。


あとすこしで着くって時に電話した



『待たせてごめんね~もう少しで着くよ!』


【どこの道から来るのかな~??
なんかドキドキするんだけど!!】



『私も!!どの車かな??…私の事、タイプじゃなかったらごめんね…』



【俺だって外見自信ないよ!今日は、あまり色んな事考えずに楽しもうよ!】



『そうだね!』



【あっ!今カラクリ時計の音がソッチからも聞こえるね!近いよね】


―そう、
ちょうど駅ビルの
カラクリ時計が
午後1時になった
ところだ――




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